2018年08月05日

確かなる

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10年目の夏

わたしは 想う。

ぶーちゃんを、想いつづける。

目には 見えなくても、

確かなる、存在の いぶき。

ふれられぬものほど、あたたかい。

偽りなき ぬくもりに、

わたしは やさしく、いだかれている。

とわに。 とわに。





posted by ただゆめこ at 14:11| 絵と詩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月26日

ぼんぼりハート

3年前、父の初盆のときのことです。
仏壇に飾っていた枝付きホオズキが、1か月以上たっても枯れる気配がなかったので、
なんとなく遊び心が湧き、庭の一角に、そのままブスリ……と、突き刺しておきました。

それから1年が過ぎ、2年目を迎えた梅雨明け頃、庭の草むしりをしていると、
見たことのない太い茎が1本まっすぐ伸びあがり、青々と葉っぱをつけています。

これは一体なんだろうと、葉っぱの付け根をよく見てみると、
ホオズキに似た小さな緑色の袋が、1つぶらさがっていました。

え、まさか?! 

数日そのまま様子をみていると、だんだんオレンジがかってきます。
間違いない、ホオズキだ! 

いやもう、ほんと、びっくりさせられました。
2年前何も考えずに、庭土にただ突き刺しただけの、あのホオズキが、
突如姿を現したのです!

前年には何も気づかなかったので、
まさか根付いているなんて、思ってもみませんでした。

そういえば、突き刺した後もかなりの長いあいだ枯れることなく、
六角形の立派な袋をぶらさげていたっけ。

あぁ、なんというたくましさ。なんという奇跡!

そのホオズキが地下茎をのばして今年はさらに増え、今は4本の茎がニョキニョキしながら、
オレンジと緑の可愛いぼんぼりを、ぶらんぶらんさせています。




さて。そんな中でみつけたのが、こんな姿になったホオズキさんです。


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いわゆる網ホオズキと呼ばれる現象。
いつかこの目で見てみたいと、ずっと思っていました。

ドライフラワーのように乾燥させておけば、そのうち勝手になるのだとばかり
私は思い込んでいましたが、どうもそうではないらしく、
去年のお盆に買ったホオズキは、網目化することなく、ただそのまま乾いているだけ。
まぁ、よくよく考えてみれば、そりゃそうだよな。


それが昨日ふと庭を見たらば、
この子が土の上に、ふわりと寝転がっていたのでございます。

あ・・・! と思いました。

庭に出て、茶色く倒れたその茎を手に取ってみると、ワラのように乾いています。
根ごと引き抜き、部屋へと連れ帰りました。





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あぁ、なんて美しいのでしょう・・・
驚くほど繊細な透かし模様。橙色のまあるい実。まるでハートの提灯みたい。

自然のなれの果てに、この姿が在るのだということが、
なんとも神秘的で、感動します。

いくらでも眺めていられるなぁと、うっとりしながら、
同じような写真を、何枚も何枚も撮ってしまいました。

連日の異常な暑さに心底ぐったりしていましたが、久しぶりにテンションの上がった私。
こうしてはおれん!とブログを更新した次第です。




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posted by ただゆめこ at 11:40| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月26日

ほほえみさま

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ほほえみさまが、わらってる。

ここにいるよ、と わらってる。

だいじょうぶ。しんぱい しないで。

どこにも いったり しないから。

わかって いるから。なにも、かも。

しんじて ごらん。みえない けれど。

どんな ひとの こころにも、

かならず いるよ。きっと、いる。

ほほえみさまは あなたの なみだを

ぜんぶ、ぜんぶ、しっている。







posted by ただゆめこ at 15:33| 粘土 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月12日

ギリシア神話「パンドラの箱」

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パンドラは、神々が人類に送った最初の女性と言われています。

パンドラが持たされた箱(壺)には、何が入っていたのか。
そして、最後に残っていたのは何だったのか。

箱の中には、ありとあらゆる悪いもの「災厄」が入っていて、
蓋を開けてしまったパンドラによって、それが世界中に広まってしまうが、
「希望」だけは箱の中に残っていた・・・
というのが、一般的には多く知られているのかな?

そうではなく、箱の中には、たくさんの幸福・善いものが入っていて、
開けてしまったために、みんな逃げて行ってしまうのだけども、
希望だけは残ってくれた・・・
なんていう説もあり、このお話の解釈は様々です。


ところで、もし、箱の中身が「災厄」であったのなら、
どうして「希望」が、そんなものたちと一緒に入っていたのか。

パンドラの箱について、ちょっと調べていたらば、
「希望」こそが苦しみの根源、つまりは「災厄」なのだ・・・
といった考え方があることを知り、思わずハッとさせられました。

なるほど・・・確かに。
希望があるからこそ、人は一縷の望みに賭け、もがき苦しむのかもしれません。

けれども、これをさらに言い換えるならば、
「希望」が照らし出す苦しみだからこそ、
人は、その困難を耐えられるのだ、とも言える。

光と影のような・・・そんなものなのかもしれないな。
なんて、思ったりなんかして。






posted by ただゆめこ at 05:06| ギリシア神話を描く | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月07日

ギリシア神話「エロスとプシュケ」

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ギリシア神話「エロスとプシュケ」の一場面から。

神のお告げによって、山の頂の宮殿に嫁入りをしたプシュケ。

「夫の姿を見てはいけない」という言いつけを守り、幸せに暮らしていましたが、
プシュケの暮らしぶりを妬んだ姉たちのささやきによって、
夫を疑う気持ちが、自分の心に芽生えてしまいます。

「姿を見せてくれないのは、夫が怪物だからなのかもしれない・・・」

プシュケは夫が寝静まるのを待つと、
その正体を確かめるべく、燭台を手に、暗がりへと覗きに行きます。

ところが、灯りに照らし出されたのは、
バラ色の頬。白いうなじに垂れる金色の巻き毛。
背中には、雪よりも白い、大きな翼・・・
それはそれは美しい、愛の神 エロスの姿でした・・・


このシーンは、物語の中盤あたりといったところでしょうか。
かなり部分的な説明で、すみません。




posted by ただゆめこ at 23:23| ギリシア神話を描く | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月29日

バロックの色

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以前にもチラッと書きましたが、バッハの小フーガ ト短調(BWV578)が好きで、
最近やたらと、聴いています。

パイプオルガンの抑揚のない音色と、その圧倒的な響きは、
まさに神のように、絶対的に美しく、
聴く者の心から余計な感情を追い払い、無にしてくれるような気がする。

この曲を、色にして例えるならば、
絶対、金古美だな・・・と思い、描いてみたのが今回の絵です。





posted by ただゆめこ at 03:37| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月24日

ギリシア神話「ナルキッソス」

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やりたいと思っていることはいろいろあって、
そのうちの一つに、「ギリシア神話を描く」というのがあります。

記憶をさかのぼれば、子供のころに
「アリオン」というアニメ映画を観たのがきっかけでしょうか?
その映画の世界観が、私にはたまらなく気高く、そして美しいものに思え、
以来、漠然とではありますが、ギリシア神話というものに憧れを抱いていました。

ギリシア神話を、初めて本でちゃんと読んだときは、
え?!と思うような、残酷な展開が多々あるので、
正直、ちょっと戸惑いを感じましたが、
今となっては、そういう面を踏まえても、
やはりギリシア神話は、「美しい世界」であると、思います。




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今回の絵は、ナルキッソスのお話をイメージして描いたものです。
はがきサイズの、小さな習作。

「ナルシスト」の語源ともなったこのお話は、
ギリシア神話の中でも、特に馴染み深いものかもしれません。

ナルキッソスのお話には、エコーというニンフ(妖精)も登場するので、
最終的には、もっと大きな紙で、双方一緒に描きたいなと思っています。




posted by ただゆめこ at 16:59| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月13日

魂のようなもの

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心奪われるような 素晴しい絵に出会ったり、
神々しいほどの 美しい音楽を耳にしたりすると、
わたしは頭のてっぺんが、何かに吸い上げられるような、
そんな感覚をおぼえる。

鳥肌が立つのとは、またちょっと違くて、なんというか、
自分の意識のようなものが、頭から、スァ〜っと抜け出ていくような
そんな感じである。

つまりそれは、わたしの魂ともいうべきものが、
「自分」という物体から、唯一、解き放たれる瞬間 なのだと思う。

このときだけは、わたしは「自分」という、一番厄介で面倒な存在から、
解放され、自由になることができるのだ。
 
つかの間のこの感覚は、夢見るように安らかで、そして、慈愛に満ちている。





posted by ただゆめこ at 04:25| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月24日

人魚像

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ちょっとわかりづらいかもしれませんが、粘土でつくった人魚・・・です。

今回使ったのは、土ねんど。
商品名的に言えば、ブロンズ粘土というものです。

本当は、布などで磨くと自然な光沢が出てブロンズっぽくなるのですが、
人魚の髪の部分とか腕とか、しっぽの鱗のとことか、細いし薄いし、
磨けるほどの強度が、全くない。

そんなわけで、苦手なニスを塗ってみたところ、
曇った塩ビパイプみたいな、変な質感になってしまった。あぁ、残念・・・

ニスの上から、アクリル絵の具を塗ったらどうなるのかなぁ? 





posted by ただゆめこ at 12:28| 粘土 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月20日

変身

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寝てるとき、いつもミカちゃんが上にのっかっているせいか、
夢の中で、ミカちゃんが、わたしの赤ちゃんになっていた。






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生後2ヶ月、3ヶ月・・・といったところか。

わたしの腕の中で、満足そうに ニャっと笑みを浮かべ、
「おかあさん!」と、妙にハッキリ、言うのである。






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そして、赤子とは思えぬスピードで、
きゃっきゃきゃっきゃと、部屋中を達者に駆け回るのだ・・・







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しかし、目覚めてみると、やっぱりミカちゃんは、相も変わらずミカちゃんである。

かわいい我が子は、今日も愛しいほどに、あたたかい。






posted by ただゆめこ at 13:54| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月16日

web絵本2『 ボクとおつきさまと・・・』

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『 ボクとおつきさまと・・・』 ただゆめこ



前回につづき、絵本のご紹介。新作です。

赤ちゃん向けとして構想したものですが、
大人の方にも、ぜひ読んでみていただきたい・・・

単純な内容ですが、だからこそ、
なんとなく、あったかい気持ちになってもらえたら、うれしいです。

まあるいおつきさまは、慈愛の象徴。
いつも どんなときでも、きっと本当は、すぐそばにいる・・・
私自身は この絵本に、そんな思いをこめました。


★★★ 下記サイト「絵本ひろば」にて、作品公開しています ★★★
ぜひ、ご覧ください!!

『 ボクとおつきさまと・・・』 ただゆめこ
https://ehon.alphapolis.co.jp/content/detail/666
 




posted by ただゆめこ at 17:52| 絵本・漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月05日

web絵本「 ピンクぶたとしろうさぎ 」

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『 ピンクぶたとしろうさぎ 』 ただゆめこ


「絵本ひろば」という絵本投稿サイトがありまして、
だれでも気軽にオリジナル絵本の投稿や閲覧ができるのですが、
わたしも、挑戦してみることにしました!

その第一作目となるのが、こちらです。

15年程前、まだ今のように日常的に絵を描くようになる前のことですが、
とある絵本コンテストに応募してダメだった作品がありまして、
それをもう一度、今の自分の思いを加味して、構想しなおしたものです。
絵に関しては完全デジタルで、今回新たに、すべて描き直しました。

いつかは描き直したいと、以前から思ってはいたもののの、
結構な作業になるので、なかなかその決心がつかず、ずっと頭の隅にしまいこんでいましたが、
こうして やっと作り改めることができて、うれしいです。



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ぶた&うさぎが とにかく可愛い・・・ のです!
いろいろ思うところはありますが、今の自分にできるベストは尽くしたと思ってます。

一人でも多くの方に、読んでもらえたら、うれしいです!

★★★ 公開ページはこちらです ★★★
ぜひ、大画面でご覧ください! どうぞよろしくお願いいたします!
 絵本『 ピンクぶたとしろうさぎ 』ただゆめこ
https://ehon.alphapolis.co.jp/content/detail/652
 






posted by ただゆめこ at 16:01| 絵本・漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月21日

空間

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だいぶ前に、色鉛筆&パステルで描いた絵。

もともとの原画は、女の子が頬杖をついて本を読んでいるのだけども、
仕上がりがイマイチだったので、
大きくトリミングしたら、だいぶ良くなった気がする。

切り取り方って、やっぱり大事だな〜




posted by ただゆめこ at 05:42| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月17日

地蔵さまに誓う

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東日本大震災から、7年。

自分なりの思いを書き留めておかなければと、
あれこれ考えているうちに、6日が過ぎてしまった。

何もしてこなかった自分が、偉そうに
いったい何を書くというのだろう。情けない。

思いばかり募らせて、まだ何一つ、できずにいる。

今年こそ、心入れ替えて頑張ると、そう誓ったのだ。
ぐずぐずしている場合ではない。

もっと、ちゃんと生きなければ と思う。
「 今、命ある者 」として。

それがすべてだ。頑張ろう。




posted by ただゆめこ at 05:39| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月07日

そびえたつ

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落花生が好きである。
もともと好きではあったが、最近、ひどく、好きである。

食後、どんなに満腹であっても、食べずにはいられない。
わしづかみで袋からどっさり取り出しては、
間髪入れずに殻を割り、無言で食べ始める。

そこには何やら得体の知れぬ、焦燥感のようなものが存在するのだ。

パシュッ、パシュッ と、小さな音をたてながら、
私はただひたすらに、割っては食べ、割っては食べ、
殻を積み上げる。

これをきっと、中毒と呼ぶのだろう。

目の前にそびえたつ殻の山に、かすかな罪悪感を覚えつつも、
あと一握りだけ・・・と、自分を大きく甘やかし、
さらなる高き山へと、今宵も手を伸ばす、私なのである。





posted by ただゆめこ at 18:04| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする