2017年10月22日

チョビの夢

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チョビの夢をみた。


見も知らぬ、どこかの地。

扉を開け、部屋に入ると、
等身大の、ずんぐりとしたチョビの人形が、窓辺に置いてある。

張り子人形のようだ。

ふてぶてしい眼差し。
味わい深い造形に、思わず笑みがこぼれる。


わたしは、それを抱きしめた。

「 あ!!!」

ふわふわの毛並み。やわらかくて、どっしりと、温かい。

生きている!
人形なんかじゃない。これは本当に、本物の、チョビだ!

「チョビ、チョビ・・・!! あぁ、やっと、抱きしめることができた・・・」


わたしは嬉しくてたまらなくて、
力いっぱい、チョビを ぎゅ〜っと、抱きしめた。
強く強く、壊れそうなくらいに。



これは、夢の中の話。
けれど わたしは確かに、この腕で、チョビを抱きしめた。

チョビの温かな命を、わたしは決して、忘れない。







posted by ただゆめこ at 03:08| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月17日

ならべるこけし

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家の大掃除に明け暮れています。
まだまだやるところ、いっぱいです。

写真は、だいぶ前にオーブン陶土で作った小さなこけしたち。
色を塗り直そうかと思っていたけど、
こうして並べてみると、それぞれに愛嬌があってかわいく思える。

やっぱりこれはこれで、このままにしておこう。





posted by ただゆめこ at 16:32| 粘土 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月22日

雨音

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静けさの、底。

眠りつづけるわたしを 呼び起こした

小さな、雨音。

ポツリ、ポツンと、誘われて

天、見上げたならば、

にごった雲の、その先に、

白き光の、あることに、気づく。







posted by ただゆめこ at 07:06| 絵と詩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月16日

特別なバラ

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去年植えたバラのさし木が、ここまで大きくなった。

「さし木」とは、植物を繁殖させるための方法のひとつ。
ざっくり言うと、増やしたい植物の枝を10cmくらいに切って土に挿し、
そこから新たに発根させる、というものである。

もともと私は、庭木の手入れや草花の世話など、一切してこなかった。
それが今は、毎日この鉢植えをチェックし、
水をやったり、葉に虫がついていないか、日々の観察を怠らない。

それはなぜか。

この2つの苗は、単なる苗ではない。
我が家の庭に、長きにわたって植わっていたバラの老木の「 子供 」なのである。

その老木は、もういない。
去年5月の台風で、根元からグキリと、折れてしまったのだ。
たぶん、樹齢30年くらいにはなっていたと思う。

ほとんど放任で、なんの手入れもしてやらないのに、
毎年時季がくれば、ここにいるよと言わんばかりに見事な花を咲かせ、
私を驚かせてくれる。

そんな健気なバラの木が、台風一過、無残な姿で地面に横たわっていた。
あまりにも、突然のことだった。

世話など何もしてこなかったくせに、私は悔やんだ。
なんにもしてこなかったからこそ、悔やんだ。

このまま終わらせたくない。
なんとかして、このバラの命をつなぎとめたいと、強く思った。


母に頼み、さし木をしてもらう。

老木の枝を、ところどころ10本ほど短く切って、土に挿してはみたものの、
青々としていた枝は、真夏の暑さにだんだんと茶色くなり、
気づけば、残っているのは2本だけ。

もう、ダメかもしれない。
今日こそ、枯れているかもしれない。

毎日、恐る恐る さし木の様子を見に行き、祈るように、水をやり続けた。


2か月くらい、かかったろうか。
古葉を落とし、もはやただの棒切れのようになっていたその枝から、
新芽がひょっこりと顔を出しているのをみつけたときの感動は、
今でも、忘れられない。

それは ひとつの命が、新しい命へと、つながった瞬間だった。

うれしくて、涙がでた。
何かがとけだすように、あふれでた。

命ってすごい。すごいよ。と、
馬鹿みたいに、大泣きした。




台風がくる数日前、老木は、一輪の大きな花を咲かせた。
母が切り花にし、それは父の仏壇へと飾られた。

老木が台風に倒れた後も、残された切り花は、父の仏壇の前で長く咲き続け、
その枝からとったさし木が、写真左の、苗である。


そして右の苗は、私を二度、驚かせてくれている。

小さな5枚葉を3つ出したきり、成長がピタリと止まり、
春になっても微動だにせず、枝が茶色く枯れこんできてしまっていたのだが、
夏に入ってから、一年越しに再び、新しい芽を出してくれたのだ。

なんという、力強さ。

どんな状況にあろうとも、ただ懸命に、生きようとする。
あるがままの命の姿に、心の底から、感動する。





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この感動を、何か形に残しておきたい。
そう思い、久しぶりに木彫りに挑戦した。
新芽を出した時に描いたスケッチをもとに、彫っている。



私はこれまで、たくさんの大切な命を、だめにしてきた。
どんなに頑張っても、祈っても、救うことは一度もできなかった。

そんな私が、初めて、つなぎとめることのできた命。
老木の命が、新しい命へとつながったとき、
私は、バラではなく、自分自身の心が、救われたような気がした。 

それくらい、私にとってこの一連のできごとは、
とても大きな、かけがえのないものとなっている。





posted by ただゆめこ at 06:41| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月08日

祈るわらべ

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オーブン陶土で作った 小さな小さな お人形。

なんだか自分の分身のように思えて、
見るたび ニンマリ、しています。




posted by ただゆめこ at 03:47| 粘土 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月02日

貼り絵でノート(その3)

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もうひとつ、貼り絵が続きます。
これは姉への誕生日プレゼント。

ブック型ノートのハードカバーに施した貼り絵。
特に、裏表紙が気に入ってます。
青い屋根のお家が、メルヘンチックでとてもかわいいのです!





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笑顔あふれる、温かな家庭。
何よりも大切な、守るべきもの。

そんなことを思いながら、わたしは一人黙々と、
和紙をペタリ、貼っていく・・・

そうしてできあがった貼り絵は、自分でも驚くほど、
のどかで可愛らしい世界に なっていました。






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プレゼントを手にした姉は、「ありがとう〜!」と、にっこり笑顔。
貼り絵を撫でるようにみつめながら、
とてもとても、喜んでくれました♪




posted by ただゆめこ at 04:31| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月31日

貼り絵でノート(その2)

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貼り絵が続きます。
これは、姪っ子(姉)ちゃんへの誕生日プレゼント。

もとは、ハードカバーのブック型ノート。
表紙から裏表紙にかけて、開くとこんな感じに。




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姪っ子(姉)ちゃんは、バタフライもできちゃうくらい、泳ぐのが大の得意!!
なので、かわいい人魚姫に変身〜☆

手持ちの和紙が、もう渋めの色合いしかなくて、
できるかな〜?と、ちょっと不安に思いながら作ったんだけども、
ほんのわずか残っていた水色の和紙を、人魚のしっぽにちぎってペタリ。
これがいいアクセントになって、なんとか人魚っぽくできました。





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海の中というより、池の中みたいな感じになっちゃったけど、
私自身は、こういう色味が好み。 
姪っ子(姉)ちゃんも、「かわいい〜〜〜!」と、すごく喜んでくれました♪





posted by ただゆめこ at 16:44| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月30日

貼り絵でノート

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甥っ子ちゃんへの誕生日プレゼント。

今年は貼り絵でいこう、ということで、
今回もブック型ノートの表紙を使って、貼り絵をしました。

和紙ならではの温かみがあります。
和紙、大好きです!




裏表紙はこんな感じ。
お気に入りの青いランドセルを真ん中に。


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これを見た瞬間、甥っ子ちゃんは 「あ!」と叫び、
目をキラキラさせて、「ありがとう!!」と、大きな声で言ってくれました。

喜んでもらえて、わたしも嬉しい!!
よかった♪よかった♪





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posted by ただゆめこ at 00:20| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月28日

愛しき、子。

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あれから、15年もの月日が経ったなんて、
とても、信じられない。

記憶の果てを、何度も何度も、なぞり起こし、
抱きしめる。

決して、離しは しない。
変わることのない、思い。

わたしの 愛しき、子。




posted by ただゆめこ at 12:16| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月17日

蝉の声

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2017年8月15日。正午。

全国戦没者追悼式のテレビ中継をつけながら、
部屋で一人、黙とうをした。

1分間の黙とう。

窓辺に立ち、じっと目をつぶっていると、
蝉の鳴く声が、四方から湧きたつように、
大きく、大きく、耳に響いてくる。

72年前の夏も、蝉たちは きっと、
同じように力強く、一生懸命 鳴いていたに、ちがいない。
そう思ったら、なんだかとても、怖くなった。

「 くりかえしては、ならない。絶対に 」
蝉の声が、そう叫んでいるように、
わたしには、思えた。





posted by ただゆめこ at 03:41| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月05日

こけし出づる仏

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気に入ってます。




posted by ただゆめこ at 02:00| 水彩 ・アクリル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月31日

ぶーちゃんの星

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八年目の、あついあつい、夏。

暗くて 深い、夜の空に、

ひときわ つよく輝く、白き星を、みつけた。

こんなところに、いたなんて。

なぜ、今まで、気づかなかったのだろう。

わたしの 愛しき魂は、

悲しみの底になど、決して、沈んでは いなかった。

やすらぎに満ちた、静寂のかなたで、

こんなにも 誇らしげに、微笑んでいる。

死することは、星に なること。

おとぎ話のような その死生観は、

もしかしたら 限りなく、真実に近いのかも、しれない。






posted by ただゆめこ at 09:43| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月23日

へんてこ座椅子

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ごく普通の、うすっぺらい座椅子。

座面と背もたれ部分に、亡き父が愛用していたポロシャツを
それぞれ一枚ずつ、かぶせて使っています。
つまり、座椅子カバーにしてるわけです。

背もたれ部分は上からポロシャツをぴっちりと着せ、
座面部分は下から。
袖の部分は、中に入れ込みます。

これだけでも、人から見たらちょっと変な座椅子だと思いますが、
最近、この座面のポロシャツの中に、ミカちゃんが潜り込むようになりました。





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あれ?どこにいったのかな? と思って、部屋を見まわしたら、
座椅子のポロシャツが、まぁ、こんもりと、静かに膨らんでいて。
最初にみつけたときは、それはそれは、笑いました。

ぴったりフィットのポロシャツの中に潜って、
じ〜っとしているミカちゃん。

そしてそれを、うらやましそうにみつめるチロ。

あぁ、可愛いったらありゃしない。





posted by ただゆめこ at 05:21| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月14日

お月さま、うふふ。

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ここ数日、お月さまがとってもきれいに、
くっきりと、よく見えます。

まあるいお月さまをみつけると、
無性に嬉しくなるのは、なんでなんだろう?

遠いお空の、果ての果て。宇宙に浮かぶお月さまは、
たぶん、きっと、こんな顔をしている・・・

と思う。





posted by ただゆめこ at 02:04| 水彩 ・アクリル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月11日

寝子

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よく眠るから「寝子」、という説もあるほどに、
猫はよく眠る。 とにかく 眠る。
気づけば 至福の顔して、眠ってる。

わたしも眠ろう。一緒に 眠ろう。
すべてを 忘れて、寝てしまおう。

とけるほどに、眠って 眠って、
また一から、頑張り直そう。





posted by ただゆめこ at 16:15| 水彩 ・アクリル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする