2018年09月21日

チッタのひまわり

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今夏8月、愛猫チッタの命日のこと。

猛暑の中、お供えする花を買いに、花屋へ行きました。
花を選ぶのには、いつもすごく時間がかかるのですが、この日は違います。

とっても素敵な「ひまわり」をみつけたのです。

ひまわりといえば、中央部分がギラギラぎっしり茶色くて、
その周りに黄色い花びらがついている・・・
というのが、私の中でのイメージでしたが、これはそうではありません。

中央部分も花びらと同系色の濃い黄色。
どぎつさのない、穏やかな印象のものでした。

なんて朗らかで、温かな黄色なんだろう。
私はこの「黄色いひまわり」に、一目で心奪われてしまったのです。

すぐさま手に取ると、他の花をぐるりと見回し、
淡いピンクのミニバラと白い小花を、一緒に添えてみました。

よし!これでいこう!


いつになくスムーズに花を選び終え、大満足です。
レジを済ませ、足早に店の外へと出ると、
私は自分の腕の中にある花束を、確かめるように見つめ直しました。


夏の日差しの下で、「黄色いひまわり」が一層おおらかに、輝いて見えます。
ピンクのミニバラと白い小花を組み合わせたのも正解でした。

我ながら ナイスチョイス!
思わず顔が、にんまりします。

「これならきっと、チッタもよろこぶ。よろこんでくれる・・・!」
私は我慢しきれず、花束を優しく抱きしめ、小さくつぶやきました。




帰り道、自転車です。
ペダルをこぎながら、ふと思いました。

チッタは「黄色い猫じゃらし」のおもちゃが大好きだったよなぁ・・・

口にくわえて私のところまで持ってきたときは、びっくりしたっけ。
あのときの顔。鼻にかかった甘え声。
本当に本当に、かわいかったなぁ・・・


こんなふうに、チッタとの思い出に心地よく浸るのは、
私には珍しいことでした。

楽しい思い出がどんなにたくさんあっても、
私の意識は、自分の「悔い」にばかり、いつも行ってしまうからです。


その「悔い」からほんの一刻でも逃れ、
ただ純粋に、チッタへの愛おしさに、思いを馳せることができた。
私はそのことに気がつき、うれしくなりました。
たまらないほど、うれしくなりました。

ひまわりのお陰です。
「黄色いひまわり」が、チッタとの楽しい思い出を、
自然と彷彿させてくれたのです。


自転車のかごの中で、ナイスチョイスの花束が、
まるで微笑んでいるかのように、コトンコトンと揺れています。
私の心にも、温かな何かが、優しく揺れています。
今のこの気持ちを 忘れたくない。 そう思いました。




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そんなわけで作ったのが、今回のこの木彫り、「黄色いひまわり」です。
色付けを終えた瞬間、ため息が出ました。

・・・あのときの、ひまわりだ。
私だけに見える。私の心に、咲いている。
記憶の中にきらめく、朗らかで温かな、チッタのひまわり。



チッタとの楽しかった思い出を、
自分の生み出した「悔い」に、埋もれさせてはいけない。
この木彫りは、その誓いでもあります。

大切な大切な私の宝物が、またひとつ、増えました。





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posted by ただゆめこ at 17:16| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする