2019年01月29日

証(あかし)

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数年前に描いた、小さな絵。

描いた絵は、どれも私にとって大切な宝物だけど、
これはその中でも、特別な一枚。

描いては塗りつぶし、描いては塗りつぶし、
ふっと、姿を現した。



パソコンではなく、絵の具で絵を描くようになった当初、
自分が描きたいのは、「命」というものだな……と、
そんなふうに、漠然と思っていた。


でも、それは 違かった。


私が、本当に描きたいのは、
自分自身の中にある、「せつなさ」なのだと。

最近になって、ようやく、そのことに気がついた。


もしも、感情というものに、色があったなら、
私の目に、いちばん美しく映るのは、「せつなさ」だ。


私は、絵が好きで好きでたまらなくて、それで絵を描いているのではない。
そんな健全な人間では、まったくない。

私が絵を描くのは、
絵の中に、自分の想いを、留めておくためだ。



生まれた命は、必ず、終わりを迎える。

今日の真実が、明日もそうだとは、限らない。

この世のすべては、とめどなく、流れる。

変わらぬものなど、ありはしない。

それでも人は、「永遠」を求めずには、いられない。
ひどく弱い、生き物だ。


だから私は、絵の中に、「永遠」を求める。
変わらぬ想いが、ここにあるのだと。

描くことは、その証。






posted by ただゆめこ at 08:29| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月24日

かたまり

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まっしろい かたまりが、

わたしを じっと、 じっと、

みつめて いる。


なんて、慈悲深い 目を してるの。

すいこま れる。

すいこまれて ゆく。


たとえ、100万本の 腕が あったとしても、

その 愛しさを 抱きしめるには、

ぜんぜん、足りない。


ああ、まるで、キセキ。

キセキの、かたまり。


ここに、いる。

間違いなく、存在、している。


すべてが、かけがえのない、

瞬間という、かたまり。






posted by ただゆめこ at 07:23| 絵と詩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月21日

寒いけど、あったかい。

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鉛筆でなんとなく描いた絵が、思いのほか気に入ってしまうことが多々あって、
そんなとき、それをどうするか、私は迷います。

そのまま色を塗るか、もっと大きな紙に新たに描き直すか。
木彫りにするのもいいし、版画もいい……
う〜ん。やっぱり粘土で立体にしようかな〜

あれもこれもと選択肢が出てきて、なかなか判断がつかない。
自分の好きなようにすればいいだけなのに、
妙に、慎重になってしまうのです。

たいていの場合、「とりあえず、これはこれでいっか…」と、
保留状態が、長きにわたって続きます。

まさにこの絵もそうで、何もせず放置すること数年。

たまに見返しては、一人にんまりしていたのだけども、
この間、姪っ子の絵本作りで水彩を使った時に、
よし!塗ってみよう!と思い立ち、色をつけてみました。

うん。うん。
と、思わず自分に うなづく。

色塗って、よかった。
ちょっぴり、あったかい気持ちになれました。




posted by ただゆめこ at 07:40| 水彩 ・アクリル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月18日

お返事ミカちゃん

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名前を呼ぶと、ミカちゃんは必ず「ニャッ」と、返事をしてくれる。

お返事するミカちゃんの顔は、まるで笑っているみたいだ。



いつの頃からか、私が口をふくらませて、「ぶっ」と破裂音をだすと、
名前以上に、やたらと反応するようになった。




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私が「ぶっ」とやると、ミカちゃんが「ニャ!」と笑顔で答える。

「ぶっぶっぶっ…!」とやれば、

「ニャニャンニャ! ニャニャニャッ!」と返ってくる。

奇妙な会話は、とめどがない。
「ぶ」と「ニャ」は、引き寄せあうかのごとく、様々に呼応するのだ。




そんなミカちゃんの「ニャ」は、実に律儀である。

じっと丸まって眠っているのかと思いきや、
ささやくように「ぶっ」とやると、目をつぶったまま「ニャ」と言うもんだから、
こりゃたまらない。




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聞こえないくらいの、小さな小さな「ぶっ」なのに、
どうにもこうにも、反応せずにはいられないようだ。

ああ、かわいい、かわいい。
なんてかわいい、お返事ミカちゃん。





posted by ただゆめこ at 07:58| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月04日

web絵本『まなちゃんのピアノ』

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『まなちゃんのピアノ』 ただゆめこ



下の姪っ子の誕生日プレゼントに、絵本を描きました。

実は、肝心の誕生日は、とっくに過ぎています。

あろうことか、日にちを間違えてしまったのです。

誕生日に間に合わなかった手前、
生半可なプレゼントをあげるわけにはいかないな〜と悩んでいるうちに、
さらに月日が経ち……

そうだ!絵本を描いてあげよう!と、
昨年暮れに、ようやく思い立った次第です。

下の姪っ子ちゃんはピアノを頑張ってるので、ピアノを取り入れたストーリーに。
私自身もピアノが好きなので、
絵本の構想は、わりとスムーズにいきました。


絵は、水彩絵の具で描いています。
絵の具を使って絵本を描いたのは、これが初めて。

アクリル絵の具にするか、水彩絵の具にするか迷いましたが、
のびのび自由気ままな感じに、さらっと描きたかったので、水彩を選びました。


今までは、色がガシガシ塗れて、いくらでも直しのきくアクリル絵の具のほうが
自分には合ってると思っていたのですが、
今回、絵本1冊分の絵を水彩で描いてみて、その手軽さと楽しさを実感。

絵の具の粒子が水に流れていく感じといいますか、
一期一会的な色の偶然性は、やっぱり水彩ならではの醍醐味だな〜と思います。


ちなみに、絵本を見た姪っ子が口にした言葉は、「すごい……」の一言。
喜ぶというよりも、なんだか驚いた様子でした。

この絵本、姪っ子の心にはどう映ったのかな〜と思いつつも、
私自身は、むちゃくちゃ気に入っております!
絵本の中にいるのは、姪っ子というよりも、私自身だと言ったほうがいいかもしれません。


★★★ 絵本は、【 絵本ひろば 】というサイトで公開しています ★★★
ちょうどコンテストが開催されていたので、参加してみました。
一人でも多くの人に読んでみてもらえたら、嬉しいです。

『まなちゃんのピアノ』 ただゆめこ



posted by ただゆめこ at 05:40| 絵本・漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月02日

謹賀新年2019

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年末のご挨拶ができないまま、新年となってしまいました。

今年こそは頑張る! そう誓ったのが、ついこの間のことのように、
気がつけば、もう2019年。

昨年の暮れは何かと慌ただしく、
母が人生初の手術を受けたりなど、いろいろありましたが、
こうして無事、新年を迎えられたことに感謝しています。

今年は亥年。
猪突猛進するくらいの勢いで、もっともっと必死になって、頑張りたいです。




posted by ただゆめこ at 04:06| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする