ブログにはあまり載せていませんが、
最近、草花を描くことがとても多くなりました。
この絵は、お仏壇に飾っていたアスター(エゾギク)をスケッチしたもの。
丸っこい小さなお花が、枝分かれした茎の先々にたくさんついていて、とても可愛いです。
きんとんみたいに、ぎっしり咲いてる子もいれば、
アポロチョコみたいにギザギザしてる子。
飴玉みたいなぷっくりした蕾が、あちこちに。
緑のガクがふさふさしてて、どれもなんだか美味しそう。
一つ一つが、色も形もとても表情豊かで、ずっと眺めていたくなります。
以前は花を見ても、きれいだな~と思うだけで、
「描きたい!」とは、正直あまり思いませんでした。
それが変わったのは、バラの老木のできごとがあってからです。
草花の命のたくましさ、健気さ。日々変わりゆく、美しさ。
愛おしいな~と、純粋に、そう思います。
ちなみに「アスター」とは、ギリシア語で「星」という意味だそうで。
現代に生きる私は、食べ物にばかり例えてしまいましたが、
遥か昔の人々は、花の咲く姿を星に見立てていたということなのですね・・・