
愛しさと せつなさ
ふたつの 重なる想い
つながりゆく
命 と 命
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散らかった部屋の片隅で、ドラッグストアのビニール袋が
埋もれるように 小さく丸まっていました。
片付けようと手に取ると、中にレシートが一枚。
何買ったのかなと思って、レシートを見た瞬間、
胸が ぎゅぅっと、苦しくなりました。
7月25日のレシート。
いろんな種類の猫の缶詰を、いっぱい買ってた。
ぶーちゃんが亡くなる2日前です。
腎数値の悪化による吐き気と、肺水腫による苦しみで
ほとんど何も食べられなくなってしまったぶーちゃん。
少しでも、何か食べてもらいたくて、
必死の思いで、いろんな缶詰を買っていました。
ぶーちゃんが亡くなって2ヶ月。
チロやテレたちとの 新しい出会いに、
一見 浮かれ気味な私ですが、
ぶーちゃんを想わない日は、一日たりともありません。
チロたちが私に懐けば懐くほど、ぶーちゃんが恋しく思え、
そして、ぶーちゃんは もういないんだと、
改めて、実感させられます。
夜の静けさが訪れると、どうしても いろんなことを考えてしまい
ぶーちゃんとのかけがえのない日々が、鮮やかによみがえってきて
いまだに 涙があふれてくる。
ぶーちゃん、 どうして死んじゃったの...
やだ! やだやだ!!!一緒じゃなきゃやだ!!
どうあがいたって、ぶーちゃんはかえってこないのに、
まるで駄々っ子のように、心の奥底で、泣きわめく私がいる。
困ったもんだ。
高齢猫なチョビドンの訪問は不定期ですが、
チロとテレは、毎日、毎食、必ずやってきます。
もちろん朝は、わが家の雨戸が開くのを ひたすら庭でスタンバイ。
ここ数日、一気に冷え込んできたせいか、
甘えんぼうのチロが、縁側から私のひざの上に跳びのってくるようになりました。
そのまま丸くなって、うっとりしながら寝ちゃうのです。
肉球いじっても、体のアチコチをいじっても、全然動じない。
すっかり安心しきって、ゴロゴロ言いまくり。
この人懐こさ、人間のひざの上にのってくるなんて、
チロは以前 誰かに飼われていたのは間違いないな…
さっきもね、チロがやってきて。
もう、こんな感じよ。 ほっといたら1時間でもず~っと寝てそう。
