実は、一大プロジェクトを 密かに進めておりまして。

チロちゃんを、ついに我が家の正式な家族として迎え入れました。


人(猫)一倍 人懐こいチロ。
我が家に招き入れる前に、チロが本当に 他に飼い主がいないかどうか
きちんと確認しないといけません。

なので、首輪に電話番号を刺繍でぬいつけ、先日チロに装着したのです。


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もし飼い主がいたら、連絡がくるはず。

3日ほど様子を見ましたが、誰からも電話はこなかったので
チロはやはり、ノラちゃん!

そんなわけで、「ウェルカムチロちゃん♪」の一大プロジェクト、いざ決行です!


昨日早朝、いつものようにチロにご飯をあげ、
私のひざの上でゴロゴロと寝ている隙を狙って、慎重に爪きり。
そしてそのままお風呂場へ レッツゴー!

浴室に入ったとたんに、物凄い声で鳴き出しましたが
すごいのは声だけで、それほど暴れることなく、無事にシャンプーも終了。


自由なお外の生活から、いきなり見知らぬ部屋に閉じ込められたチロは、
しばらくの間、悲痛の泣き声をあげていました。

そんなチロの姿を見ているのが すごく辛かったです。

以前は、外で放し飼いなんて絶対考えられない!と思ってたけど、
自由気ままにノラ生活を送っていたチロを知っているだけに、
これで本当によかったんだろうかと、ちょっといろいろ考えちゃいましたね。

お風呂上りで寒いからか、それとも恐怖のためか、
チロが窓際でブルブル震えているので、ひざの上へと優しく抱きかかえてあげました。
すると安心したのか、ピタリと泣くのをやめ、
私の腕の中に顔をうずめて ゴロゴロとのどを鳴らし始めたんです。

チロの柔らかな温もりを抱きながら、思わず涙があふれてきちゃいました。

チロの自由を奪ってごめんね…
ずっとずっと、大事にするから。
一生懸命 かわいがるから。
だから 許してね…



お外は恋しいけど、私のひざの上が好きでたまらないのは変わらないらしく、
外を求めてミャーミャー泣き疲れては、私のひざにすがるように乗っかってきて、ぐーぐー寝る。
昼過ぎまで そんなことの繰り返し。

夕方になるとだいぶチロも落ち着いてきたらしく、私がそばにいる限りはおとなしい。
でも、私が所用でちょっといなくなると 途端に泣き出すの。
「行っちゃやだ!」って感じで、ものすごい甘えよう。泣き声にも変化が出てきましたね。

夜のあいだは、ホント、ずーっと私のひざの上で寝てます。
プーピー寝息たてて。ちょっとアナタ、寝すぎなんじゃないの?ってくらい、 
今も私の足にしがみつくように寝てますよ。


亡くなったチッタも、私のひざの上が大好きでした。
チッタの命日に、わが家の庭で 出会ったチロ。
部屋のなかで見るチロは、本当にチッタが生き返ったんじゃないか、そんなふうにさえ思ってしまう。

いろんな想いが、こみあげます。


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そうそう!心配していたトイレのしつけなんだけど、
私が目を放したすきに、ちゃんと猫トイレでしてたの! びっくりしちゃいましたー!
なんておりこうさんなの! 


チロは野良猫というより、迷子猫なのかもしれないなぁ。。。

明日病院に連れて行くから、そういった問い合わせがきてないか聞いてみよう。
「黒猫探してます!」って貼り紙とかあったら 正直かなりショックだけど…


チロがちゃんと我が家に慣れたら、今度はテレちゃんを迎え入れようと思っています。
焦らず少しずつ、互いの信頼関係を強めていかねば。
電話番号入り首輪は、すでにテレにも装着済みなのです♪