藍色の星たちへ

こころの詩を描く旅。

2007年08月

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暑い暑い 夏の日に キミは星になった
わたしを 残して 星になった

やわらかで しなやかな 黒毛のからだ
こんなにも かたく つめたくなって
今はもう 動かない

いつも いつでも そばにいたキミ
あまえた声で わたしを求める

もっともっと 抱きしめたくて
ずっとずっと いっしょにいたくて
たったそれだけの望みなのに 
叶うことはない

あたりまえだった日々が 
あたりまえでなくなったとき
はじめて その儚さを思い知る

あとどれだけ涙を流したら 
くるしむキミを 救えるだろう
あと何回ひとりぼっちになったら 
この手にキミを 抱けるだろう

せつなくて くるしくて 
ただ 会いたくて










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ペルセウス座の輝く夏空で
きらめく光が こぼれ落ちた

流れ星を指差す あなたの大きな手
その温もりを 素直に求めることができなくて
わたしは かわりに
「不思議だね」って 
小さく つぶやいた

肩がふれあうくらい
こんなにも そばにいるのに
わたしたちの時間は あまりにも遠くて
決して さかのぼることはできない

あの流れ星は どこへ行ったのかな
わたしたちは どこへ行くんだろう

今こうして 大地に寝そべって 
満天の星空を みつめている

音もなく流れる 星たちの行方
わたしのとなりに
あなたがいることの 不思議







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