藍色の星たちへ

こころの詩を描く旅。

2013年04月









ParaFla!で、久々にFlashアニメを作りました。
カリカリ(ドライフード)を食べる猫ちゃんです☆

いや~それにしても、
アニメ化するのは本当に根気がいりますね。
途中何度やめようと思ったことか・・・

ドローソフトの使い方がよくわかってないので、余計に時間がかかっちゃう。
今度はArtRageで描いて再チャレンジしてみようかな。


『つづきのねこ』吉田 稔美


図書館で偶然みつけた絵本。
『つづきのねこ』 吉田 稔美(著)

手のひらサイズのとても小さな本。
温かな黄色の表紙に、
猫のシルエットがシンプルに描かれている。

1ページ目を読んだ瞬間、体が固まった。
まるで、時が止まったかのように。

それは絵本というよりも、
心の奥底に、深く刻まれた、日記のようであり、
強く願ってやまない、詩のようであり、
うまく言えないのだけれど、
自分がずっと、隠すように抱えてきた苦しみを、
何もかも、わかっているよと、
そう言ってもらえたような、そんな気がした。

あの夏の日に、
苦しみの中で死んでいった
愛すべき子。

あのとき、ああしていたら...
あんなことしなければ...

どんなに精一杯、がんばったって、
どんなに毎日、強く抱きしめたって、
悔いのない別れなんて、そんなものはない。

「たられば」の呪文は、決して、消えることはない。

愛猫を失ったあと、
縁あって我が家にきた、3にゃんの猫。

黒、白、雉トラ。
繰り返すかのように、まさにそれは「つづき」のように、
かつてと同じ、毛色の子たち。

今ある命を、「生まれ変わり」だなんていうのは、
人間の勝手な、都合の良い思い込みでしかないんだと、
あざけるように戒める自分がいたけれど、
そう思っていてもいいんだよって、
この本は、私を優しく、諭してくれました。

『つづきのねこ』
この本に出会えて、本当によかった。




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