2013年08月
思い出
今日は愛猫チッタの命日です。
チッタは、長枕の上で寝るのが好きでした。
そして私は、そんなチッタをぎゅぅ~っとするのが大好きでした。
チッタのまあるい体に耳を押しあてると、
トクトクトク… という心臓の音が聞こえてきます。
人間よりもちょっと早く、トクトクトクトクトク…
規則正しくつづく、命の鼓動。
「トクトクトクトク… チッタは生きてるーーー!!」
なんだか嬉しくて、たまらなく愛しくて、
叫ぶようにチッタを抱きしめたことを、今でもよく覚えています。
チッタが亡くなって11年。
何も気づいてやれなかったこと。
ひとりぼっちで死なせてしまったこと。
自分のしたことが許せなくて、
どうして、なんでと、
過ちばかりを何度も何度も思い返してきたけれど、
そうではなくて、
チッタが元気だった頃の、微笑ましい温かな思い出も、
これからは同じように、もっとちゃんと、大切にしていきたい。
この絵を描きながら、そんなふうに感じました。