子供のころ、お気に入りの首飾りがありました。
確か、お祭りの屋台で買ってもらった、おもちゃのネックレス。
金色のチェーンの先に、大きな十字架。
赤と透明のガラス玉がきれいに並んでいて、
子供心を、それはもう、キラキラとくすぐるのです。
わたしは毎日のように鏡に向かっては、
その十字架を、首ではなく、おでこのあたりにぶらさげ、
そんな自分を、うっとりと眺めていました。
当時、「1000年女王」というアニメがやっていて、
額を飾るあの赤い冠に、ものすごく憧れを抱いていたのであります・・・
そんなことをふと思い出し、描いた絵です。